輪島塗についてご説明いたします。国産輪島塗位牌なら【仏壇仏具の仏縁堂】
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輪島 千枚田から臨む日本海
平成23年に世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」を始め、
多くの自然の恵みを受け、輪島塗は栄えてきました。
輪島塗の命ともいうべき「漆」
漆器に欠かせない檜・档(アテ、あすなろとも呼ぶ)・朴の木などの「木材」
漆の乾燥に適した湿潤気候
そして何より、頑固に伝統を守り続ける職人魂の息づく街です。

輪島には、住前職後という言葉があり、
塗師屋造りと呼ばれる町屋建築が多く存在します。
これは、前が住居、奥が工房になっており、
普通に通りを歩いているだけでは、
どれが職人の家か見分けがつきません。
輪島塗は文化産物です。
住居部分を文化的空間とし、毎日文化に触れながら
工房に向かい、輪島塗の制作に生かすのです。
輪島塗の産地であるこの地では、「塗師屋(ぬしや)」と呼ばれる
輪島独自の分業システムをまとめる親方衆から仕事が始まります。
お客さまから注文をいただき、
その商品を造るのに必要とする各専門職への発注
デザイン・プロデュース・販売を一手に請け負います。
そこから「木地師」「下地師」「研ぎ物師」「上塗師」「呂色師」
「加飾師(沈金・蒔絵)」など
細かく分業された専門の職人の手に伝わり、
その度、職人の技と魂が吹き込まれ
一つのモノが造られます。
塗師屋は材料の吟味、職人達の指導、技術のチェック、
新商品の開発、技術向上にと、輪島塗の今日を支えています。
漆器の歴史は古く、近年の考古学調査は、約6,800年前に漆の樹液が
縄文人によって利用されていたことを明らかにしました。
その最古の漆塗り製品は、能登半島田鶴浜三引遺跡から出土しています。

輪島塗は、室町時代(約600年前)輪島の重蓮寺に紀州根来寺の僧が訪れて
漆技法を伝え、これを取り入れて輪島独特の塗り方が生まれ
神具、仏具、椀等を作ったのが始まりとされています。

現存する最古の輪島塗は、室町時代の大永4年(1524年)に作られた、
「重蔵権現本殿の朱塗扉」といわれています。

その後、輪島塗は次第に民間用の漆器づくりも盛んになり、
創意を重ね、技を磨き、進化を遂げる中、
寛文年間(1661~1673年)に輪島の地で珪藻土の一種の黄土、
「輪島地の粉」と、運命的に出会います。
これを漆に混ぜると頑丈な下地をつくることができ、
輪島塗は美しいだけでなく、堅牢な漆器を作れるようになったのです。
そして、椀のフチや面、角など弱くなりがちなところに
布をかぶせる「布着せ」という工法も生まれました。
これにより、輪島塗は、いっそう堅牢なものになり、
「本堅地(ほんかたじ)」と呼ばれる技法が完成します。
この堅牢性に優れた輪島塗は評判となり、
地方の地場産業として大きく発展しました。
更に、加飾技法である「沈金」「蒔絵」により優美さが増し、
やがて、輪島塗は「堅牢優美な輪島塗」と呼ばれるようになり、
現代に受け継がれています。
漆のはなし