定休日:水曜、第2・第4木曜
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お盆の際にご先祖様をお迎えして祀る棚を
精霊棚(しょうりょうだな)または、単に盆棚(ぼんだな)と言います。
ご先祖様をお迎えするために、お位牌を仏壇からこの棚の上段に移して祀ります。
盆棚には、行灯や仏前灯などの灯りと、
盆花、生花やお菓子・果物・故人の好物などの供物を供えます。
盆棚の前には経机を用意して、お線香を焚く香炉、ローソク立てなどを置きます。
盆棚をご用意できない場合は、コタツなどのローテーブルで代用します。
住宅事情などで、どうしても盆棚のスペースをとれない場合は、
お仏壇の経机を利用しても構いません。
※お盆は、日常のお仏壇で行う供養とは違う特別なものですので、
きちんと盆棚をご用意いただくことをお勧めします。
盆棚を祀った後は、ご住職にお経をいただきます。
盆棚の手前でいただくお経のことを、一般的に棚経と呼びます。
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精霊棚(盆棚)の棚には、まこもの敷物を敷き、お菓子・果物・故人の好物などの供物を供えます。
まこも(真菰)とは、別名ハナガツミとも呼ばれるイネ科の植物です。
川辺や湖、沼地に生息し、人の背丈くらいまで成長します。
乾燥させたものは、藺草(いぐさ)のような良い香りを放ちます。
盆棚にまこもを使う理由は、まこもが病気を治し、邪気を払うためだと言われています。
また、盆棚にはなす・きゅうりに麻がらや竹、割り箸をさして作った、精霊馬・精霊牛をお飾りします。
セットには、まこもで編んだ精霊馬・精霊牛が付いており、見栄えもして虫もつかず便利です。
精霊馬には、ご先祖の霊が馬にのって、早く来ていただけるように、
精霊牛には、お土産を持って、ゆっくりあの世に帰っていただくようにとの意味があります。
まこもの敷物の上には、仏教において重要な意味を持つ蓮の葉に、水の子をのせたり、菓子をのせたりします。
水の子とは、きゅうりとナスを細かく刻み洗った米に混ぜたものです。
まこも縄は、盆棚の柱や四隅に立てる笹竹に一周させ結界をつくります。
最近では、笹竹を立てずに盆棚上部の一辺に縄を張る場合も増えています。
まこも縄には、季節のほおずきや昆布などをはさみ、お飾りします。
精霊箸は、季節の料理や精進料理などをお供えする時に使いますがご先祖様が、その箸で供物をつまんで食べるとされています。
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盆花は、盆棚(精霊棚)に置く蓮の花飾りです。
生花と一緒に盆花を飾ると豪華にお盆をお祀りできます。
盆棚の上段や中段に祀りましょう。
お位牌を中心に脇に飾ると、お位牌も見栄えします。
盆花は一般的に紙にアルミを貼り合わせて作られたものが多く、
花の形や葉の向きが悪い時は、手で簡単に曲げて調整ができます。
1対飾りますが、盆棚が小さくて無理な場合は、1つを盆棚に、
もう1つは仏壇前の経机にお飾りしてください。
盆花はお盆の期間だけお飾りしますが、1年間飾って次のお盆に新しいものに替える地域もあります。
お色は金色のものが主流ですが、これは金色が仏教上、最も高貴な色とされているからです。
また、盆花は蓮の形をしていますが、これも蓮が仏教において最上の花と
されているためです。
そのため、お寺に咲く蓮の花や、お仏壇の花立てにさす常花、お盆に水の子をのせる蓮の葉、
蓮の花の形をした台(蓮台)に座る仏様などいたるところに蓮が使われています。
蓮は、泥に根を張り、泥の中で育ち、水を越え、
やがて水面にでて、大きく綺麗な花を咲かせます。
仏教では、この泥を私たちが生きている世の中に例え、
人は現世での悲しみや辛さもすべて吸い込んで強く生き、
やがて大きな蓮の花ような真の悟りを得ると考えられており、
このため、蓮の花が仏教上最上の花とされています。
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ほうろく(焙烙)は、お盆の迎え火・送り火に使用する素焼きのお皿です。
お盆の期間は、東京・横浜などの都市部で7月13日~15日(16日)、
地方では8月13日~15日(16日)で、それぞれ最初の日を盆入りとして、
先祖の霊をお迎えする迎え火を炊き、最終日には、送り火を炊いて
先祖の霊をお送りします。
送り火の焚き方には地方色が色濃く表れています。
地方によっては、送り火を兼ねて行灯にローソクを灯して川に流す精霊流しを行います。
まこもなどで舟を作り、お盆に使用したお飾りを一緒に流す地域もあります。
また、京都の有名な風物詩である大文字焼も、送り火を大きくしたものです。
お盆で使用したお飾りは、送り火の時に火をつけ炊きあげます。
但し、現代では住宅事情などから大きな火を炊くことができないため、
形式的に、提灯などの盆飾りの端に火を点けてすぐに消し、新聞紙にくるんで処分しています。
また、マンション住まいなどで、火を炊くこともできない場合は、お近くのお寺にお願いしましょう。
一般的に、迎え火・送り火を炊く場所は、同じ場所になります。
自宅の場合は軒先、お庭などで、お寺の場合は墓地で焚きます。
お寺で焚く場合、迎え火を炊いた時の火を手提げ提灯に移し、自宅へ持ち帰り、盆棚のローソクに火を移す地域もあります。
ほうろくには、「麻がら」か「たいまつ」を折って積み、火をつけて使用します。
商品の「ほうろく」には、麻がらは付いていませんので、麻がらも入ったまこもセットが便利です。
ほうろくは、毎年使うものなので、すすを払い、新聞紙にくるんで保管しましょう。
水洗いした場合は、よく乾かしてください。
素焼きは水を吸いますので、よく乾かさないでしまうとカビが生える原因になります。
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煌めく白から7色に変化し、見ていて飽きず、幻想的な空間を演出する光る仏花。
高輝度スーパーLED使用で明るく鮮やか
球切れしにくく、省エネタイプだから普段使いも安心
光ファイバー輝き、色が変わる度、花びらを染めていきます
まるで夜のパレードを見ているようです
華やかに彩る、お盆にピッタリのアイテム
普段はインテリアのお花として利用できるので、オンシーズンだけでなく
オフシーズンも使えて便利
つぼ(花瓶)付きなので、着いたその日から、すぐご利用頂けます
お盆の時は、盆棚(精霊棚)や仏壇の脇にお飾りします
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初めてのお盆で何を揃えたら良いのか分からない方には、
「新盆セット」がお勧めです。
新盆・初盆に最低限必要なお盆用品を、セットにしました。
必要に応じて上記のお盆関連用品を追加して、
素敵なお盆をお過ごしください。
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